LORO / 1117 大阪直営店のご紹介
さわやかな秋晴れの日が続いておりますが、
いかがお過ごしでしょうか。
今回よりjournalを書かせていただくことになりました大阪店の森です。
どうぞ宜しくお願いいたします。
本日は9月14日にグランドオープンいたしました
LORO / 1117 の大阪直営店についてご紹介させていただきます。
直営店2店舗目となる大阪店は1930年に建設され、登録有形文化財にも指定された大阪農林会館にオープンいたしました。
歴史ある建築構造や元々あったものを活かし、限られた空間を有効活用したいという思いから内装は青山店に続き、建築家の二俣公一さんにデザインしていただきました。
店内に入るとダイナミックな空間が広がり、まるでミュージアムに足を踏み入れたような感覚に。
天井アーチは農林会館の構造をそのまま残しており、現代の建築ではなかなか見ることのできないもので、曲線がとても美しく、皆様にも是非ご覧いただきたい部分の一つとなっております。
そして、店内はディレクターの「心の中」をコンセプトに、二つのスペースを1枚のガラススクリーンを通して空間を分けております。
入り口を入って右側にはシルバージュエリーをメインに展開しておりますLOROのスペースがございます。
コンクリート調で白と黒でメリハリをつけており、どこか緊張感もあり凛とした空気が漂う中で、" ラボラトリーに足を踏み入れたような特別感 " を感じていただきながらニュートラルな気持ちでジュエリーと向き合える空間となっております。
また、季節や時間帯で自然光の差し込み方も異なるので、
空間だけではなく、什器やジュエリーにかかる光で様々な表情を楽しめるところも魅力的なところの一つです。
そして左側には、K18素材をメインにオーダージュエリーを展開しております1117のスペースがございます。
松の木やサイザルなど自然素材を使用し、落ち着きや安心感を感じていただけるような空間になっております。
1117のスペースを象徴する筒形の照明はスペインの照明ブランドSanta & Coleの" Tekio "
提灯から着想を得て生まれ、和紙の上質で繊細な素材に光を通すことで、空間だけではなくジュエリーをも優しく照らしてくれる、この場所の為のライトとなっております。
また、店内奥にはプライベートスペースのような空間も設けており、こちらもゆったりとお打ち合わせできる空間となっております。
お打ち合わせ時のチェアは青山店ともリンクする KAWARA chair や KABUTO chair を使用しており、二店舗の繋がりを感じることができます。
そして纏う空気が異なる両ブランドの空間を繋ぐ足掛かりになっているのが、このH鋼と呼ばれる梁となります。
テーブルや什器の脚にもこのH鋼が使われており、店内のみならずファサードまで繋げることで内観と外観を切り離してではなく一体として捉えてほしいという思いをH鋼を通して表現しております。
「LORO」と「1117」それぞれの世界観が調和された新しい空間、 どちらも取り扱っているジュエリー素材と連動させた作りになっているので、是非足を運んでいただき楽しんでいただけますと幸いです。
スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。
最後までご覧頂き誠にありがとうございました。
LORO 森