青山店 Renewal Open

18th November 2023

青山店 Renewal Open
space l

2023.11

LORO青山直営店は、二つのブランドを手掛けるディレクターの「 心の中 」をテーマに、
「 CASE-REAL 」の二俣公一氏がデザイン設計を手掛け、 両ブランドの世界観を表現した新たな空間に生まれ変わりました。

space l
cut01_072
space l

デザイナーの中にある二面性。

日々アップデートしていく刺激的な感覚と、土に潜るように穏やかなセンス。
森や海に囲まれた和歌山県をバックグラウンドに東京でジュエリーデザイナーとなった菅原美裕は、
常に新しさを求めながら、 自然豊かな故郷につながる安心感を大切にしています。

ブランド設立から8 年、青山直営店をリニューアルするにあたり、
CASE-REAL の二俣公一氏がこの空間で表したのは、デザイナーの、二つの感性を行き来する精神性。
二俣氏は、空間を二つの個性に分けながら、分断することなく繋がりを保ちます。

足を踏み入れるとまず目に入るのは、「LORO」の空間。
硬質でスタイリッシュな透明感。 高揚し、少し背筋が伸びるような場所になりました。
「1117」は、壁の奥にひっそりと続きます。
ここは、都会的なムードを保ちながら、安らぎのある空間。
穏やかにジュエリーと向き合える、やわらかな心の内側を表したような静けさです。

外観に生まれたカーブの重なりは、デザイナーの故郷和歌山の山並みのようでもあり、 ジュエリーの有機的なフォルムのようでもあります。
ここを訪れるお客様が、高揚感の中にもどこか安らぎを感じながらジュエリーを選び、
また改めてポジティブな気持ちで日常に戻れるような場所に育てていきたいと思います。

space l
繧、繝。繝シ繧キ繧吶き繝・ヨ_縺ソ縺イ繧阪&繧薙・繧壹・繝医Ξ繝シ繝・card_607
space l
card_182-(1)
space l

LORO ロロ

有機的なフォルム、なめらかな質感。肌へのタッチと揺らぎ。
朝起きてすぐ身につけたくなる、 活動する私を勇気づけてくれる強さと、委ねられる安心感を秘めたコレクション。

1117イチイチイチナナ

ピュアでニュートラルな自分を愛する。
「いつもの私」を高め、一歩前へ、背中を押してくれるように。
芯からよい素材を用いた、誰にも偽ることのないジュエリー。まず私という存在があり、人生で大切な人と出会っていく。人との関わりを豊かにするために、
私たちは自分を大事に育てる。毎日身につけるものを丁寧に選ぶ。そして大切な誰かとその思いを共有する。
「今」を更新し続ける。デザイナーのその時々の自由な発想をかたちにし変化していくジュエリーコレクション。

二俣 公一 / ケース・リアル

空間・プロダクトデザイナー。
大学で建築を学び、卒業後すぐに自身の活動を開始。現在は、 福岡と東京を拠点に空間設計を軸とする「ケース・リアル」とプロダクトデザインに特化する「KOICHI FUTATSUMATA STUDIO」の両主宰。国内外でインテリア・建築から家具・プロダ クトに至るまで多岐に渡るデザインを手がける。
主な空間作品に、和菓子店「鈴懸」や「アー ツ&サイエンス福岡店」の内装デザインほか、スキンケアブランド「イソップ」との恊働、香川県豊島にある
「海のレストラン」など。2021年より神戸芸術工科大学客員教授。