柔らかく、美しくて遊び心のある
カラフルな世界観を見たとき心がふわっと軽く
わくわくする気持ちになりました。
アンリマティスの作品を見るといつも心が元気に
エネルギーをもらえます。
彼の作風は時代と共に大きく変わり、私が心が躍った作品は
彼の晩年の作品である切り絵を使用して制作された作品でした。
白と青のはっきりとした色使いにヒトが踊るように
描かれた作品。病気になって体力がなくなってしまったマティスが
線を書いて中に色を塗る作業ができない代わりに
切り絵というスタイルに移行していったという経緯があるのですが
作品を作ることへの気持ちがなんて強いんだろうと
驚きました。
切り絵という、絵の具では表現できないぱつっとした
歪な形状なのに、柔らかい人の体のラインをうまく表現している作品を
自分の解釈でジュエリーに落とし込めたら
冷たい質感のシルバーでも、柔らかく
肌に溶け込みながら存在感を感じるジュエリーになるのではと
考えました。
何パターンか、サイズの違うものを準備して
理想のサイズや形になるようにTOPパーツを準備しました。
(もっとサンプルを準備したのですがどこにいったんでしょう笑
そこにどのタイプのチェーンが合うのかも
組み立てて完成したのが01M necklaceです。
特にゴールドの華奢感は、シルバーとはまた違って
サイズや全体のバランス感など自分の好きな仕上がりとなっています。
こんなデザインの意味合いがあるのか。程度に
ご覧いただけたら嬉しいです。
久しぶりのジャーナル、読んでいただいた皆様ありがとうございました。
LORO 菅原